男は年齢で理想が変わる、女は理想を変えない。悪いのはどっち?
- 7月7日
- 読了時間: 5分

「女性は理想が高すぎる」
あぁん~!?ってなりますよね(笑)
でも、婚活の話題になると、
必ずどこかで出てくる言葉だと思いませんか?
東京大学が実施した大規模な追跡調査の結果を見ると、
この決めつけはかなり雑だということがわかります(笑)
良かった(笑)
今日は、この調査結果を通して、
男女の「理想の動き方」の違いについて考えてみますね。
結婚を諦めたわけではない、というところから
まず前提を整理しておきます。
日本の生涯未婚率は上昇を続けていて、
2020年の国勢調査では
男性28.25%、
女性17.81%
と過去最高を記録しているそうです。
ここだけ見ると「結婚離れ」という言葉が
ぴったりくるように感じますよね。
でも別の調査では、
独身男女のおよそ8割が
「いずれ結婚したい」と答えています。
つまり、結婚を諦めた人が増えたわけではなく、
結婚したいのに結婚に至れない人が増えているというのが実態です。
この時点で、「今の若者は結婚したがらない」という語り方自体が、
少しずれていることになりますね。
女性は動かない、男性は動く
この調査では、未婚の男女約9000人を長期間追跡し、
結婚相手に求める条件「性格・外見・学歴・年収・年齢」が
時間とともにどう変化するかを分析しています。面白そうでしょ?
もっとも興味深いのは、
女性が年齢を重ねても、相手に求める条件をほとんど変えなかった
という結果です。
前に、こんな話を私もblogでしています。
特に年収へのこだわりは維持され続けました。
「婚活が長引けば理想は下がるはず」という一般的な予想は、
女性についてはほとんど当てはまらなかったのです。
一方、男性はまったく違う動きを見せました。
自分の年収が高いほど相手の外見への要求が強まり、
学歴が高いほど相手の年齢にこだわる傾向
が確認されました。
つまり、自分の市場価値が上がるほど、相手への要求も上がるという、
身勝手といえばかなり身勝手な動き方です。
ただし、40代後半を過ぎると、
多くの男性は見た目への要求を弱め、
現実的な条件に調整していく傾向も見られました。
まとめると、
女性は条件を維持し続け、
男性は自分の状況に応じて条件を動かす。
男女で、婚活における理想の扱い方が
まったく違うということです。
女性が条件を変えないのは、高望みなのか
ここで研究者たちが出した解釈が興味深いところです。
女性が年収条件を維持し続けるのは、
単なる高望みではなく、
日本社会に残る構造への合理的な対応だという見方です。
研究者らしいわ~。合理的!!(笑)
家事や育児の負担が今も女性側に偏りやすい日本では、
結婚は恋愛の延長というより、
生活設計そのものに直結する選択になります。
女性だとまさに!だと思いませんか?
結婚後に自分の負担が増えることが予測できるなら、
その分の経済的な安定を相手に求めるのは、
感情論ではなく、極めて筋の通った判断です。
つまり、女性が年収条件を下げないのは贅沢ではなく、
今の社会構造の中で下手に条件を下げると、
結果的に自分が損をするリスクが高い
という計算の結果だとも言えます。
そりゃそうですよね!
この物価高だと安定は絶対条件になりそうですよね。
頑張る人ほど結婚しにくい、という矛盾
さらに調査は、もう一つ意外な事実を示しています。
条件が多い人ほど、
婚活イベントや紹介、マッチングアプリなど、
より積極的に行動していました。
理想が高い人は受け身なわけではなく、
むしろ人一倍動いていたということです。
ところが、条件が多い人ほど、
翌年までに結婚する確率は低いという結果も出ています。
頑張っているのに、結婚に近づかない。
理由は単純で、条件が増えるほど、
それを満たす相手の数そのものが減っていくからです。
しかも結婚を遠ざけていたのは、
女性では「相手の収入」男性では「相手の年齢」と「外見」
という、
いわゆる昭和的な男女役割と結びついた条件でした。
女性の高学歴化・高収入化が進んでいるのに、
男性が求める条件は変わらないままだとしたら、
そもそも噛み合うはずのペアが構造的に減っていくのは、
当然の結果なのかもしれませんね。
Grace Note Marriageの視点:悪いのはどちらでもない
「悪いのはどっち?」という問いに戻ると、
私としての答えは、どちらも悪くない、です。
女性が条件を変えないのは、
感情的な高望みではなく、
今の社会構造の中でのリスク回避です。
男性が市場価値に応じて条件を動かすのも、
ある意味では自然な反応です。
それぞれが、自分の置かれた状況の中で、
それなりに合理的に振る舞っている。
それでも、全体として噛み合わなくなっている。
これは個人の性格や努力の問題ではなく、
構造の問題ではないでしょうか。
だからこそ、Grace Note Marriageでは
「あなたの条件がおかしい」という話はしません。
その代わりに、あなたがなぜその条件を大事にしているのか、
その背景にある不安や価値観を一緒に見ていきます。
年収へのこだわりの裏に
「自分だけが損をする結婚はしたくない」
という思いがあるなら、
それを解消できるのは、条件を下げることではなく、
対等に負担を分け合える相手を見極める視点かもしれません。
条件そのものを無理に変える前に、
なぜ自分がその条件を必要としているのか、
本質に還って考える。
そこから初めて、本当に噛み合う相手が見えてきます。
心のどこかで理想はあるけど、
それってどうなのかな?
理想を変えたくないけど、
変えないと私は結婚できないのかな?
なんて思いがあるのなら、
一度一緒に向き合ってみませんか?
参考:東京大学の全国追跡調査データを用いたハラ・ユウコ研究員(メリーランド大学人口研究センター)らの分析より
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